MOTIF NEWS
Voice From Top Artist
作/編曲・プロデュース・シンセサイザープログラマー・ミキサー
どんどん絵を描くように音楽制作ができる、
芸術的なキーボードに進化してる
 
− MOTIF ESの印象はどうですか?
前のMOTIFと外見的に比べてみると、ノブやスライダー類が大きくなって、パネルの文字も見やすくなりましたね。カラーリングも落ち着いて、いい仕上がりだと思いますよ。さまざまなパーツ(音楽的なひらめきや音素材)を使って、どんどん絵を描くように音楽制作が行える、より芸術的なキーボードに進化していると思いますよ。

− 普段どのようにお使いですか?
基本的には、高音質で使えるプリセットボイスばかりなので、それを多少自分好みにエディットしながら使ったり、自分が外部のアナログシンセなどで作った音をESに取り込んで(サンプリングして)多少エディットをかけた後、演奏やレコーディングに活用してますね。

− お気に入りの音色について教えてください。
ピアノ系、ブラス系がリアルで特に気に入ってますね。さすがYAMAHAだなって言える高音質な響きがよくわかるサウンドだと思う。それから、エレピ系も好きだし、主にキーボード系の音を中心にレコーディングなどにも活用してますね。この前も昔の自分のアルバムの音源を修正する作業にMOTIF ESを使ったんだけど、ESの音が良すぎちゃってね…昔の音と馴染ませるのに苦労しちゃった(笑)。
それからキーボードメガボイスは楽しいね。ただし、実際手弾きでギターっぽく演奏したりするのは至難の技なんで打ち込みで活用してますよ。
そう言えば、僕が作った音も入ってるアナログ系のプラグインボード(PLG150-AN)とかDX系のプラグインボード(PLG150-DX)、ドラムのボード(PLG150-DR)も追加してあるんで、それらの音もよく使ってますよ。

− 音を探す時は、やはりカテゴリーサーチで?
そうですね。MOTIF ESは音が多いから、この機能は活用してますよ。時々、あの音はどっちのカテゴリーだったっけな、なんてこともあるのでもっとカテゴリーが多くてもいいかも(笑)。でも、よく使う音はフェイバリットカテゴリーの機能でまとめおけばいいわけだから問題ないかな。

− 音色のエディットはなさいますか?
いちいちエディット画面を呼び出さなくても、パネルのノブやスライダーを使ってクイックエディットできる点が便利ですね。特にEQは効きが良くて気に入ってますよ。例えば、レコーディングなどでミキシングエンジニアに頼まなくても、自分の手元で音質をちょっと変えたりっていう使い方をしてますよ。

− エフェクターについてはどうですか?
僕の場合、まず各音色に対してどんなエフェクターがかかってるのかを知るために、パネルのエフェクトバイパスボタンでエフェクトをバイパスして聞いてみたりするんだけど、MOTIF ESのエフェクターは、YAMAHAのミキサーなどに搭載されているSPX系のエフェクターとほぼ互角な、高品位で完成度の高いものだと思いますよ。現在のシンセサウンドはエフェクターを含めた上での音づくりが中心の時代なので、きちんとエフェクターの機能を把握して使いこなせるほど新しい音づくりに繋がる可能性を秘めてるんじゃないかと思いますね。

− アルペジエーターも使われますか?
これは最高ですよ。ドラムフレーズなんかちょっとパターンを変えただけで、えっと驚くようなフレーズが出てきたり、さすがYAMAHAだからできた独自性の高いアルペジエーターだと思いますよ。僕の場合、リズム系のサンプル探してくるより、このアルペジエーターで作る方が早くて、結構利用させてもらってますよ。リズム以外も、いわゆるキーボードサウンドのシーケンシャルなフレーズだけでなく、ボサノバなどのギターのバッキングなど、さまざまなパターンを活用してますけど、これはホントに使える機能です。

− 前にちょっと出ましたがサンプリング機能もお使いのようですが?
ええ、アナログシンセサイザーの音をMOTIF ESに読み込ませて、新しいアナログサウンドを作り出すために使用してますね。つまり、元はアナログサウンドなんだけどMOTIF ESに取り込むことによって高音質なアナログ系サウンド、よりデジタル系のサウンドにマッチする音色に変えていくというのかな、僕らしい使い方をしてるつもりですね。アナログシンセっていうのはキャラクターが強いんですよ。それをMOTIF ESを通じて、YAMAHAのエキスを入れるっていうか(笑)、新しいキャラクターに変えていくのがこのサンプリング機能の一つの利用方法になってます。

− コンピューターと接続して使う場合のことをお聞かせください。
USBだけで簡単に接続できるから、以前より圧倒的に便利になりましたね。普段はコンピューター上のシーケンスソフトでMOTIF ESをコントロールしたり、作った音色/設定をコンピューター上で管理してますよ。それと設定データをスマートメディアに手軽にセーブできる点も大きなメリットですね。MOTIF ESに付属していたボイスエディターはパラメーターが見やすかったりする利点もあるんだけど、僕の場合は習慣的なこともあるし、MOTIF ESはパネル本体で十分エディットしやすいので、ソフト側から音色エディットするってことは少ないですね。それとMOTIF ES側からDAWソフトウェアのトランスポートなどのコントロールを行うような使い方はまだやっていないんだけど、これも便利そうですね。それから次世代オーディオ/MIDIシステムっていうか、将来的にmLANを使ってやれることへの期待も大きいですよ。

− 最近のご自身の活動状況をお聞かせください。
今年は秋頃までに自分のアルバムを出そうと思って準備に入ってます。昨年も昔のお蔵入りしてた音源を3枚くらいアルバムにして出したんですけどね(笑)。それから、最近は携帯電話などに使われているYAMAHAの音源チップの音色プログラムの開発をやらせて頂いてますよ。

− ユーザーに一言お願いします。

音楽はひらめきとかインスピレーションから始まるものだから、それをパーツとして持ってるMOTIF ESは、特にこれから音楽を始める人達に使ってもらいたいですね。 ちょっと高くても、やはりいい楽器で始めることが重要だと思うし、MOTIF ESはすべての音楽的機能を持っているわけだから、結果としては安いセレクトかもしれない。僕みたいにサンプリング機能を使ってプリセットにはない新しい音作りにチャレンジしたり、どんどんアイデアが触発されるような魅力がつまっている、いつまで触っていても飽きないシンセサイザーです。

− ありがとうございました。


Top Page

Copyright ©2004 YAMAHA CORPORATION. All rights reserved.